病院というと、「紙のカルテ」というイメージがあると思いますが、最近はコンピュータに打ち込む電子カルテになっています。下の写真は、県立中部病院の私の診察室です。

 カルテは書かず、キーボードに打ち込みながら診察をします。北上病院から中部病院になる時に、電子カルテも導入することになり、本当に使えるのか、とても心配しましたが、結論から言うと、とても優秀なツールでした。

2台のモニターを使用しますが、右の画面にカルテ画面の表示し診察所見や処方などを入力します。左の画面には検査結果やレントゲン画像を表示し、説明の際には患者さんにも見てもらいます。かじかわクリニックの電子カルテも、モニター2画面の、この形式になります。

電子カルテの欠点としては、患者さんと目線を合わせながらの診察がしにくいと言われていますが、これはペンでカルテを書く場合も一緒ですから、あまり問題にはならないと思います。もちろん、今も、なるべく、目線を合わせながらの診察は心がけていますので、これを継続いたします。利点としては電子カルテに打ち込んだ処置や処方内容が、すぐに事務に反映しますので、会計でお待たせする時間が短くなります。