私が理想（目標）とするクリニックは、一言で「街のお医者さん」です。
今まで私が従事していた急性期医療は、専門的であり、重症の患者さんを扱う、とてもやりがいのある仕事でしたが、一方で専門科以外は診ない、患者さんとゆっくり話をする時間がない、いつも時間に追われているなどのジレンマを感じていました。
そのため、自分が開業する時には間口を精一杯広げて、気軽に来院できるクリニックを開きたいと思っていました。ちょっと風邪をひいた、腰が痛い、転んで怪我をした、血圧が高い、おしっこが出にくい、夜に何度もおしっこに行く、かゆい、虫に刺された、そうした、ちょっとした症状の時でも、どうぞ、気軽に来院してください。一生懸命、診察させていただきます。
もちろん、来院していただいた患者さん全てを、自分一人で抱える気はありません。専門医が治療するべきもの、救急対応が必要なものなどは的確に判断し、専門科の先生へ、しっかりとお渡ししたいと思います。幸い、県立中部病院で勤務してきましたので、中部病院とも太いパイプがあります。県立胆沢病院にはない形成外科、婦人科、緩和ケア科などは中部病院に紹介させていただきます。