①要望の多かった巻き爪治療を開始しました。方法は2種類で、ドクターショールというクリップを用いた治療と、コレクティオというワイヤーを用いた治療を、患者さんの爪の状態、生活状況、患者さんの希望などを考慮して使い分けています。どちらの方法も、爪にきずをつけたり、穴をあけたりといった侵襲的なことは行いませんので、ほとんど痛みを感じることなく治療が可能です。費用は保険適応外となり、クリップ、ワイヤーとも、一つの爪に対して、材料費、施術料込みで5000円になります。
②いぼ(尋常性疣贅、扁平疣贅)の治療は、液体窒素により凍結療法、電気メスによる電気凝固療法を行っております。液体窒素の場合は無麻酔で治療できますが、1週間に1回の治療で4-5回の治療が必要です(いぼの大きさ、数などで異なります)。電気凝固の場合は、局所麻酔が必要ですが、1回に治療で経過をみることになります(再発することはあります)。どちらも保険適応の治療です。
水いぼ(伝染性軟属腫)については、時間がたてば、いずれは自然に治りますので、絶対的に治療が必要なものではありません。ただし、いぜんとして保育園・幼稚園でとるように言われることもあるようです。そういう場合や、親御さんが希望する場合、局所麻酔のテープを張って、なるべく痛くないようにした上で、専用のピンセットによる摘除、あるいは液体窒素による凍結療法を行っています。これも、保険適応の治療です。