インフルエンザの迅速診断は通常、検査キットで行い、正確な診断のためには通常、発熱から12時間程度が必要とされます。そのため、検査で陰性であっても発熱からの時間が短い場合は翌日の再検査をお願いすることになります。そうした再検査の頻度を少しでも減らすため、機械を2015年に導入しました。
フジフィルム社製 フジドライケム IMMUNO AG1です。テレビコマーシャルで「インフルエンザで眠れない夜をなくしたい」とやっている、あの機械です。
この機械を用いると、発熱から6時間程度で診断可能なようです。なかには3時間程度で陽性になる人もいます。前日深夜からの発熱は翌日午前中の受診で診断でき、朝からの発熱は当日午後の受診で診断できることになります。もちろん100%診断可能というわけではありませんが、翌日の再検査が減ることは間違いないようです。