開業から13年が経過し、皮膚科専門医でない自分が治療してよい疾患の限界が良く分かってきました。当院で治療する疾患としては、虫刺され・かぶれ・日焼けなどのよる湿疹・皮膚炎群、水虫・たむし・カンジダといった真菌症、じんましん、膿痂疹・感染性粉瘤のような膿んでいる状態、帯状疱疹、いぼ・水いぼ、軽度の熱傷といったところでしょうか。また、男性の陰部に皮膚疾患については泌尿器科専門医として責任を持って治療させていただきます。
当院で治療を開始しても改善が思わしくない場合は、男性の陰部の疾患以外は速やかに皮膚科専門医に紹介いたします。また、皮膚癌、膠原病、天疱瘡、アトピー性皮膚炎の難治例、重症の熱傷などは適切に診断し、最初から、皮膚科専門医へ紹介いたします。当院は皮膚科専門医ではありませんので、皮膚科専門医での加療で治らないので当院を受診するというのは、泌尿器科領域の皮膚疾患以外は、できればお控えください。
当院の皮膚科治療の特色は内服薬を積極的に使用することと思っています。例えば、湿疹・皮膚炎では痒みがありますが、掻けば症状は絶対に悪化します。掻かないことが重要であり、そのためには内服薬(抗アレルギー剤)が必要と考えます。また、抗生剤、抗真菌薬なども外用と組み合わせることで非常に効果的です。口唇ヘルペスも外用より内服の方が速やかに症状が改善すると思います。今後も内服を積極的に用いた皮膚科治療をしていこうを思っています。